ハラスメントはセクシャルやパワー・ハラスメントに留まらないようです。例えばドクター・ハラスメントは医療関係の問題ですが、生命に関わる場所でのハラスメントともなれば、悠長に構えるわけもいかなくなります。

中には心ない言葉を投げかけ、思いやりのない態度を取る医師がいます。私たちのような一般人にとっては、専門家の言葉であれば、それだけで権威を感じてしまいます。その権威を背景にして、ハラスメントが行われるのですから、残念な気持ちで一杯になります。

さらにはドクターによるハラスメントは患者自身だけではなく、患者家族に対してもハラスメントがあるといいます。治療に関係のある質問などはあってしかるべきですが、まったく関係のなさそうな家庭内の事情にまで口を挟んで、人格をけなされた個人的経験もあります。

医者や、病院は患者が選ぶものですから、病気の経過、疑問点などは質問してはっきりさせる必要があります。確かに専門家を前に素人が、わかったような質問をするのは失礼に当たるという気持ちは理解できますが、自分で病気と向き合う決意をしていれば、疑問に思うのも当たり前でしょう。

医師の説明があいまいだったり、恫喝するなどの暴挙に出たら医院を変更する算段をします。心情などの話も積極的にする環境がなければ、医師との信頼関係を築けません。病気である以上は心理的な影響もあるはずです。

あるいは他愛もない雑談もできないほど忙しい医者は遠慮します。救急救命に掛かっているのではないはずで、治療者との信頼関係は遙かに優先事項だからです。これらの考慮は医師から独立して自分の健康を客観的に向き合えるからこそできます。

そのためには人的なセカンド・オピニオンを用意しておくのが大いに助けになるはずです。例えば医療関係に従事している友人を探すのがわかりやすい。意外と簡単に見つかるというのが実感ですが、近所に医療関係に従事している人はいませんか?

そのような心当たりがなくても、いきつけの居酒屋、スナックがあれば、マスターに相談してみると良い情報が得られます。そうすると普段から健康維持について、また症状についてアドヴァイスを得られるでしょうし、病院も紹介してもらえるはず。

医者任せにしない健康管理が肝要なのですね。自分自身で健康状態を観察するのが基本です。痛みが出たら、いつからか、どの程度でどの部位か、くらいは記録しておきましょう。そのような健康管理に付き合ってくれない医療に関わると辛い状態に陥ります。

こんな医者は嫌だリストには、次のような医者を避けようと挙げられていましたが、そのほとんどは常識的な内容です。あいさつをしない、やたら威張っている、なんて権威主義丸出しです。目をそらすのが気になったら、そもそもその医者に心理的問題があるか、後ろめたい何かが隠れているようです。

場合によっては怒るほどに熱心な方もいらっしゃいますが、その理由を説明しないのなら相手をする必要はありませんよね。また妙に治療を急ぐのも、薬が多いのも何を優先しているんだろうと疑問に思います。

専門用語を羅列する医者は、いやらしい感じが充満します。あきらかに詐欺師が被害者をたぶらかす基礎技術です。ノートをとって、分からない言葉の説明を求めてみましょう。

その一方、学校という場で問題になるキャンパス・ハラスメントでは学習・研究活動の妨害が中心になります。研究テーマを与えなかったり、文献・図書や機器類を使わせないなど、ハラスメントの種は尽きません。

それ以外にもアルコール・ハラスメントや、スモーク・ハラスメントというのもありますが、だからってどうすれば良いでしょうね?